駅近物件・マンションに家族で住替える5つのデメリット

みつおパパ
引越し先は駅近にしようよママ!とにかく時間が有効活用できるし、駅から近いことで子供たちの安全も守られるんじゃないか?
ななみママ
でも電車の騒音とかうるさそうじゃない?駅近でもタワーマンションなら騒音は気にならないと思うけど、低層の住宅やマンションはファミリー向けじゃないみたいよ。
岩谷せんせい
駅近物件は「駅から近い」「雨に濡れない」「時間を有効活用できる」と利点が多いのですが、こうした恩恵は主に一人暮らしのサラリーマンにあるように思います。家庭を持つと平穏・静寂・治安というものに価値を感じるようになりますから、お子さんがいる方は学区を見ながらできるだけ静かな地域を選んだ方が、長期的に見てメリットが大きいと思います。

駅近物件は本当にお得なのか?デメリットを調査

「駅近物件」と聞くと、魅力的なイメージを持つ方が多いと思います。確かに不動産で紹介されている文章を読んでみると、「駅から徒歩◯分」と書かれている物件が非常に多く、そのほとんどは駅から近いことによる利便性をアピールしている広告です。

ただ、駅近物件の「全て」にデメリットがあります。もし住替え等で駅近の物件に引っ越そうと考えている方は必ずこの記事を最後までお読み下さい。なお駅直結のタワーマンションについては少し論点が異なるのでそちらのデメリットについて知りたい方は【こちら】にまとめています。

駅近物件のデメリット

ekichika

騒音・人通りが多い

人が多ければどんなに扉を閉めきっていても通行する音、話す声などは聞こえてくるものです。商店や飲食店が多ければシャッター音などもかなり大きいものです。居酒屋があれば深夜でもカラオケや酔っ払いの怒声が響きわたります。踏切の「カンカン」という耳障りな音、電車の走行音が始発から終電まで聞こえます。特に早朝と深夜の電車の音は昼間に住宅の物件をみていた時には聞こえなかった場所でも響いて聞こえてきます。騒音だけでなく、電車や車の走行による振動もいちいちストレスになります。

「駅」自体が、人が集まる施設になりますから、その周辺に物件を建てるということは、人通りが多くそれに伴う迷惑を被ることは覚悟しなければいけません。

活気があると言えば聞こえはいいですが、休日に部屋で落ち着いて読書などできる環境ではありません。駅近物件に住む際には、防音設備が優れているかどうかの確認を怠らないようにしましょう。

治安が悪い・空き巣・犯罪リスク

「駅近」というのは便利であるがゆえに「人が集まる」ということです。近くに住んでいる人はもちろん、それから離れて暮らしているけれども駅を利用するために来る人もいるわけです。不特定多数の人が早朝や深夜に駅を利用するため、犯罪をたくらむ人がまぎれるのには絶好の場所なのです。空き巣やひったくりの被害もこうした土地が狙われやすくなります。

「治安」は駅に近づけば近付くほど、都心に近づけば近付くほど悪化するようにできています。人口密度に比例して治安は悪化することを覚えておいて下さい。

深夜にひとりで帰宅するときなど、酔っ払いに付きまとわれるだけでなく部屋の場所まで特定されたり、危険なことも多くなります。よく女性のひとり暮らしでは安全のために駅近物件を勧められることが多いのですが、実はそれは家賃が高いから勧めているだけで、治安という側面で考えると全く安全ではないのです。

窓を開けることができない

防犯上の観点、騒音の観点などで窓を開けるのすら躊躇してしまうことがあります。また洗濯物も周囲に晒すような形になるためプライバシーという観点で守られている感じがしません。

家賃が高い・駐車場料金が高い(又は無い・持てない)

駅近は地価と固定資産税も高いため家賃が高くなります。駅から近ければ近いほど家賃は高くなります。同じような間取り、築年数の物件と比べても1.2~1.3倍ほどの家賃のところが多く、マンションであると管理費にもそれが上乗せされることがあります。

また車を利用する方は、駐車場を探すにも苦労します。戸建てであれば駅近で庭を設けるというのは非常に難しく、また周辺で借りるとなると場所によってはかなりの料金になります。駅の周辺は店舗や会社で借り上げているところも多く、物件からだいぶ離れた場所にしかないこともあります。

田舎の駅近物件は観光客の公共トイレになる

駅近は駅近でも、都心ではなく少し田舎の方に離れた駅近物件だと独特の問題が起こります。例えば観光客が訪れるような場所だと、「○○に行くにはどっちの方向ですか?」「○○までどのぐらいかかりますか?」などよく尋ねられます。ひどいときには、トイレを貸してもらえないかという観光客もいるようです。田舎の駅だとトイレの数が少なく、団体の観光客が駅前の家のインターホンを鳴らして駆け込んでくることがあるようです。

街全体が観光都市として潤っている場合はその観光客を無碍にできませんが、駅前だというだけで余計な役割を担ってしまってしまうこともあります。

「駅から遠い」ことのメリット

私もサラリーマンとしてバリバリ営業として働いていた時は、一人暮らしで駅近物件に住んでいました。家に帰るのは終電で、すぐにバッタリ倒れて眠り、起きたらすぐに家を出るという生活をしていました。そんな生活をしている方は、間違いなく「駅近」の方がいいです。

しかし仕事も覚え、一定の役職をもらい家族の形態も変わってくると求めるものが変わってきます。

家は本来休息・平安・家族の安らぎの場です。便利を追求するあまり、家が持っている役割をなくしてしまうのは本末転倒です。一人暮らしでは構いませんが、家族や子供のことを考えるとやはり、利便面よりも重視するポイントがあるように思います。